介護や医療業界は慢性的な人手不足が叫ばれているため、未経験でも即採用されるはずと考える方は少なくありません。しかし、未経験可とは言っても誰でも簡単に採用されるわけではなく、面接対策は必須です。初めて特養の面接を受ける看護師は、面接でよくある質問に自分の言葉で答えられるように準備しておきましょう。

面接でよくある質問の1つ目は、誰もが経験がだろう志望動機です。採用する側は、志望動機で応募者の熱意を知りたいと思っています。そこで的確に答えるため、施設の特徴をよく理解したうえで、高齢者の方とどのように関わっていきたいのかをアピールしましょう。

そして2つ目が、これまでの経歴を特養でどのように活かせるかです。これまでに施設での勤務経験がないなら、なおさら看護師のスキルや経験を即戦力として活かせるのか知りたいでしょう。これまでの経歴と特養での仕事がどのように結びつくか、一度考えてみることが大事となってきます。

最後に挙げるのは、コミュニケーションスキルの程度です。医療機関とは違って入所者と触れ合う時間が多いため、高いコミュニケーションスキルが求められます。しかも、入所者の中には認知症などでコミュニケーションが容易でない方もいます。入所者がどんな方でも相手を受け入れ、話をよく聞けるかどうかが特養で看護師を続けられるかに直結するのです。面接では、コミュニケーションを大切にしていることをこれまでの職歴や経験と結びつけて伝えましょう。